繋がりという言葉を見たとき、まず思い浮かんだのは「伝承」と「創造」という言葉でした。
僕の好きなバンドにfishmansという人たちがいるのですが、ヴォーカルであり作詞作曲していた佐藤伸治さんは風邪で命を失ってしまったのですね。1999年3月15日のことです。 去年から今年にかけて、fishmansはリユニオンツアーを行いました。仲間が集まり、fishmansの名の下に「2000年代の音」を鳴らした旅でした。その様子は映画化されました。 歌い継がれるような歌を作り出した佐藤さんにも、それをともに作り上げたfishmansの面々にも、それを今歌うすべての人たちにも、幸せな時間が流れていたと思います。みんながfishmansが好きで、その気持ちが伝わってくる、いいライヴでした。こうして歌というのは血肉になっていくのだなぁと思いました。 先人が残した遺産。素晴らしい創造物の恩恵を受けて、いつの世もヒトは生きていくと思います。 そしていつかは自分の創造物を、後の世代に残していくのだと思います。 果たして、僕は何かを創造できるのかなと不安になります。 自分の好きなものを、同人的に加工するのは楽しいし、まるで自分が素晴らしい想像力を持った人間のように思います。 でも、それでいいのかな?とも思うのです。 ある意味それは、自分の表現をすることから逃げているだけなのではないか。 そう感じるときがあります。 すべては模写から始まると先人はいいます。 その中で、少しでもオリジナルなものを、世の中に出していければいいなと、思います。 そういう意味でPlogjec::Logisticaは良い意味で課題を与えてくれたと思います。 こんな素敵なつながりをつくってくれた、としさんと他のメンバーの方々に感謝。
by text_project
| 2006-07-02 00:09
| 鴎
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