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テクニック / 香陸
0. はじめに
 今回のテーマは「テクニック」ということで「小生にうず」の香陸です。人のテクニックを知って自分も使おうという下心丸出しのお題を掲げたのは実のところ僕なのですが、サイトの運営/構造/内容等に関して個人ニュースサイタが用いている大小様々の知恵や工夫を知ることは閲覧者の皆さんにとっても有益なのではないかと思います。

 そのようなわけで、僕はひとまず個人ニュースサイタの「三種の神器」を紹介します。これはサイト運営に関わる必須ツールの紹介です。「テクニック」というお題からは脱線するような気もしますが、やはり紹介しないわけにはいかないだろうと思いました。しかし、それだけでは物足りないでしょうから、サイト運営に関わるテクニックをふたつ、紹介したいと思います。

1. オートアンカー
 オートアンカーは「右クリックから簡単にアンカータグを作成する」ソフトです。つまり、リンクを張るときにちまちまとソースにアンカータグを書き込む必要がなくなるということです。これがどのくらい便利なことなのかはリンクを多く張るサイトを運営したことがある人にしかわからないと思いますが、ここは僕を信じて、これからサイトを運営しようという方、使ったことのない方は試してみると良いのではないでしょうか。

 参考:
  「オートアンカー」 from 「CrescentSoft」
  「嗚呼、素晴らしきかな、オートアンカー」 from 「ゆらめき雑記」
  「嗚呼、素晴らしきかな、オートアンカー」 from 「Kourick SuBlog」
  「感想系トラックバッカーに捧げるブログの「三種の神器」」 from 「斬(ざん)」

2. タブブラウザ
 サイト運営者に限らず、定番中の定番、タブブラウザ。とりわけ羅列型個人ニュースサイトを運営している人には頼もしいツールです。というのも、羅列型サイトの運営者は一般的な閲覧者とは桁違いの数のサイトを覗いているので、一度に多くのサイトが開けないと時間がかかってしかたがありません。僕は「Sleipnir」「Firefox」を愛用していますが、他にもいろいろなタブブラウザがあります。まだ使っていない方はこれを機会に導入してみてはいかがでしょう。

 参考:
  「タブブラウザ推奨委員会」

3. リンク柱(アンテナ)
 「三種の神器」と銘打ちましたが、この三番目の「リンク柱」に関しては異論のある方もいるかもしれません。ただ、日常的にサイト巡回をしている人は固有の巡回経路を持っていると思うので、そういう意味で、どのようにまとめられているかは別にして、なにかしらのリンクのまとまりというのは必須だろうと思います。あるいは「アンテナ」でもいいと思うのですが、僕はアンテナを使うよりもサイトの更新のための巡回という目的においては、リンク柱のほうが確実で速いと思うので「リンク柱」としました。アンテナはたしかに賢いのですが、やや誠実さに欠ける部分があります。

 そのようなわけでリンク柱をどう作っていくか、リンク柱をどう整えるか、サイトを運営する上でこれは大事です。また、もともと「リンク柱」というのはテキストサイトにおける習慣だったのではないかと僕は思うのですが、その場合と同様に、リンク柱に並ぶサイトを見ることでそのサイトの情報源(網)がわかり、そのサイトがどの方向に向かっていきたいのかというのもわかります。
 自分がいったいウェブのどのあたりにいるのかということは単独で示すことはできず、周囲にどのようなサイトがあるのか、あると思って欲しいのかということを表明することによって、自分のサイトは指標性を持ち、方向付けられます。なににせよ、情報の中継地点として働くようなサイトを作ろうとするとき、そのサイトの潜在的な情報の広がりを「リンク柱」で閲覧者に提示しておくというのは有益だと思います。このあたりの「リンク集・リンク柱論」というのはもっとされていて良いはずなのですが、その重要性を説いているテキストはあまりないので少し気にかけてみて下さい。

4. 巡回の順序
 さて、こうして「三種の神器」を紹介し終えたところで、僕の経験から思うテクニックを少し書こうと思います。これはサイトの運営に関わるもので、より具体的には「時間の節約」を目的としています。それは「ネタ数の少ないサイトから巡回する」ということです。サイト管理人という生き物はサイトの更新にあたって一定数のサイトを巡回したいと思う傾向があるので、小数のサイトを巡回した時点で力尽きることを回避し、やる気を維持したまま一定数のサイト巡回を完遂できるというは時間の節約になるのです。
 副次的なメリットとしては、そうすることで意図せずにネタ元の分散ができます。さらに、こうしたほうが多くのサイトを巡れるので話題になっているネタがわかり、どういう流れでネタがサイトを滑っていったかということも見て取れます。また、多くのサイトを巡回したということによる無駄な達成感や満足感を得ることもできます。

5. 取り上げられるために
 では最後に、実用的なせこいテクニックを紹介します。それは「取り上げられたいサイトにリンクを張ってそれを踏む」というものです。大体、総アクセスの0.5-1.0%のアクセス(1000/dayのサイトであれば、5-10アクセス)を残せば、まず間違いなくアクセス解析を辿って覗いてもらえます。むしろ、そんなこと当たり前だと思われるかもしれませんが、大事なのは個人ニュースサイト管理人(少なくとも僕)にはそういう手段に対する嫌悪感があまりないということです。そうした行為は(限度を越えなければ)どちらにとってもメリットのあることだし、最初のそうした負荷があるからこそリンクは繋がり、ネットは人の集まっている場所になっているのではないかと思います。ひとまず、メールで相互リンク依頼をするよりは嫌われないだろうし効果的でもあります。

6. おわりに
 今回のお題は「テクニック」ということでしたが、「なにのための」テクニックなのかという部分が抜け落ちているため難しいお題になっていると思います。執筆者の方々にはその点「すみませんでした」というとともに、そこのところ補いつつテキストにして頂きたいと思います。僕は一人目ということもあってわりと基本技に徹したのですが、裏技、必殺技、禁じ手等、どの水準のものが書かれているのかどきどきしながら読ませていただきます。僕のテキストを読んで「やばい、サービスしすぎた!」と思われた方はいまから修正を入れるのもアリだと思うので、地雷は踏まない方向でよろしくお願いします。
by text_project | 2006-03-03 20:25 | 香陸
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